パイプライン / Pipeline

当社開発候補品EXP01(骨髄MSC由来エクソソーム製剤)は、アンメット・メディカル・ニーズの高い2つの肺障害(特発性肺線維症(IPF)、急性呼吸窮迫症候群(ARDS))に対して、動物モデルを用いて承認薬に劣らない有効性を示しました。

この作用メカニズムの解明に向けて、現在、順天堂大学呼吸器内科 十合晋作准教授らと共同研究を進めています。また並行して、外部の企業と共同で製造のスケールアップと前臨床試験を実施しており、これらが順調に進めば2023年後半に米国でヒト初回投与試験の届け出を行う予定です。

第2のパイプラインとして、東京大学医科学研究所附属病院 セルプロセッシング・輸血部 長村登紀子 部長・准教授らとの共同研究で調製した臍帯由来MSCから、臍帯に特徴的なタンパク質を豊富に含むエクソソーム製剤(開発コードEXP02)の創製にも成功しました。今後早発卵巣機能不全(POF)を始めとする生殖/不妊領域での適応を目指して研究開発を進めてまいります。

このように当社は、先行するパイプラインの臨床試験入りを目指すとともに、独自の基盤技術に基づき、様々な疾病に対するエクソソーム創薬のパイプライン拡充を進めてまいります。