細胞医薬の先へ:エクソソーム医薬の可能性を追求
エクソソームが新たな創薬モダリティとして注目を集めているのはなぜでしょうか?
それは、エクソソームが生体に備わった優れた薬物送達システムだからです。エクソソームは、細胞由来の様々な機能分子(マイクロRNAやタンパク質等)を内包しており、それらを標的細胞に効率よく届けることができます。
しかし、生体由来のエクソソームは多様性に富んでいます。薬として使うには、目的の性質を持ったものだけを分離・精製しなければなりません。この分離・精製が難しいことが、創薬への高いハードルとなっていました。
当社は、難病に対する新たな治療手段としてエクソソームの可能性に注目し、大学発ではなくマーケットインのアプローチで創業した創薬スタートアップです。創業以来、創薬経験豊富な研究チームが独自に研究を進め、活性を損なうことなくエクソソームを高純度に濃縮・精製し、特性解析するプラットフォーム技術「INPACT-EV®」を開発しました。
この独自技術を基盤として、アンメット・メディカル・ニーズの高い疾患に向けた創薬のため、疾患ごとに最適なアカデミアの研究者との協業体制を構築してパイプラインの開発に取り組んでいます。
わたしたちは、未だ有効な治療法のない難治性疾患を対象に、エクソソームの特性を活かした安全で効果の高い医薬品シーズをグローバルに開発することを通じて、医療のイノベーション創出に貢献します。
株式会社EXORPHIA
創業者・代表取締役社長 口石 幸治
NEWS
お知らせ
当社の最新情報です。
会社概要
COMPANY PROFILE
会社名 | (和文)株式会社EXORPHIA(エクソーフィア) (英文)EXORPHIA, INC. |
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事業内容 | ヒト細胞由来エクソソーム医薬品の研究開発、製造及び販売 |
所在地 | 本社ラボ:〒100-0004 東京都千代田区大手町一丁目6番1号 大手町ビル6階 Inspired.Lab 668区 |
設立日 | 2019年5月 |
資本金 | 5億7百万円(資本準備金含む) |
代表取締役 | 口石 幸治 (くちいし こうじ) |
共同研究代表者 | 順天堂大学 医学系研究科 呼吸器内科 十合晋作 准教授 東京大学医科学研究所 感染・免疫部門 ワクチン科学分野 石井 健 教授 東京大学医科学研究所 セルプロセッシング・輸血部 長村 登紀子 准教授 |
沿革
HISTORY
2019年 5月 |
会社設立 |
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2019年 7月 |
第三者割当増資実施 |
2019年 8月 |
ラボ開設 |
2019年 12月 |
第三者割当増資実施 |
2020年 1月 |
社内研究倫理審査委員会設立 |
2020年 5月 |
東京大学医科学研究所及び順天堂大学との連携開始 |
2021年 4月 |
本店およびラボを東京都千代田区大手町一丁目6番1号 大手町ビル6階 Inspired.Lab に移転 第三者割当増資実施 |
2021年 6月 |
取締役会および監査役の設置 |
2022年 4月 |
第三者割当増資実施 |
TEAM
チーム
取締役会 / Board of Directors

創業者 代表取締役社長 口石 幸治(Koji KUCHIISHI)
シリアルアントレプレナー。パナソニック、特許事務所及びマッキンゼーで製品開発、経営戦略及び知財戦略を立案・実行。2010-16年 再生医療ベンチャー(株)サイフューズ共同創業、代表取締役社長。2017-19年(株)リプロセルで取締役兼執行役員として再生医療等製品のパイプライン開発を統括。2019年5月株式会社EXORPHIA創業。慶應義塾大学理工学部卒

社外取締役 松本 宗大 (Munehiro MATSUMOTO)) /松本宗大法律事務所 代表弁護士
長谷川俊明法律事務所、スクワイヤ・サンダース外国法共同事業法律事務所(現スクワイヤ外国法共同事業法律事務所)パートナーを経て、2013年に松本宗大法律事務所を開設し現職| 東京大学法学部、米国ペンシルバニア大学ロースクール (LL.M.) 各卒業

社外取締役 綿谷健治(Kenji WATATANI) /D3 LLC, Partner, COO
マッキンゼー・アンド・カンパニーにおいて、医薬・医療機器分野のコンサルティングに従事 | 京都大学物質細胞システム(iCeMS)ポストドクトラルフェロー | 東京大学分子生物学研究所にて幹細胞生物学・分子生物学の博士号を取得

社外取締役 本郷 有克(Tomokatsu HONGO) /慶應イノベーション・イニシアティブ執行役員
住商ファーマインターナショナル株式会社にてVCファンドの運用、バイオベンチャーへの投資、海外バイオベンチャーの国内販売代理事業などに従事 | 2016年より現職 | 名古屋大学大学院工学研究科修了。生物化学工学の博士号を取得

社外監査役 江戸川 泰路(Taiji EDOGAWA) / 江戸川公認会計士事務所 代表パートナー 公認会計士
太田昭和監査法人 (現 EY新日本有限責任監査法人) において、大手化学メーカーの会計監査を担当しつつ多くの株式上場を支援。大学等発ベンチャーの成長支援に取り組んだ後、2019年7月に独立、EDiX Professional Group 江戸川公認会計士事務所を開業し現職 | 慶應義塾大学法学部法律学科卒業
執行役 /Executive Officers

創業者 代表取締役社長 口石 幸治(Koji KUCHIISHI)
シリアルアントレプレナー。パナソニック、特許事務所及びマッキンゼーで製品開発、経営戦略及び知財戦略を立案・実行。2010-16年 再生医療ベンチャー(株)サイフューズ共同創業、代表取締役社長。2017-19年(株)リプロセルで取締役兼執行役員として再生医療等製品のパイプライン開発を統括。2019年5月株式会社EXORPHIA創業。慶應義塾大学理工学部卒

創薬研究部 部長 金子 いずみ(Izumi KANEKO)
東北大学大学院 医学研究科 医科学専攻 博士課程を修了後、富山化学工業で7年間創薬研究に従事し、大手外資系製薬企業でのメディカルアフェアーズ業務を経て、前職のバイオベンチャーでは研究マネージャーとして創薬研究ツールの開発を主導した。2019年EXORPHIA創業と同時に入社。医学博士、専門は薬理(炎症・免疫)

臨床開発・薬事部 部長 山内 智香子(Chikako YAMAUCHI)
アラガン株式会社及びジェンザイム・ジャパン株式会社で15年以上の臨床開発を経験。プロジェクトリーダーとして臨床開発企画、治験実施計画書の立案及び作成、当局相談資料の作成及び協議の実施、並びに新薬申請資料の作成及び承認に係る当局対応を経験。パレクセル・インターナショナル株式会社では、日本の臨床開発部統括部長として臨床開発部を統率した。2021年より医薬品開発のコンサルティング会社 株式会社メッドチャムの代表取締役を務める。薬学博士
社内研究チーム
当社の研究チームは製薬会社で経験を積んだ薬理研究員、再生医療ベンチャーでCMC薬事及び臨床開発の経験を積んだ研究員及びプロセス開発・製造を担当する研究員で構成されています。
現在各ポジションで増員募集中です。
顧問 (経営、科学技術)
当社の研究開発及び経営は一流の研究者、経営者、専門家に支えられています (五十音順、敬称略)
- Mahendra Rao MD, PhD
- ・米Q Therapeutics 共同創業者、Chief Strategy Officer
・アメリカ国立衛生研究所 (NIH) 再生医療センター初代ディレクター。幹細胞生物学における著名な研究者であり、幹細胞の産業応用や臨床応用に豊富な経験と人脈を有する - 赤間 勉
- ・協和発酵工業、米Geronを経て米Anacor PharmaceuticalsでResearch Leaderとして抗炎症薬及び感染症治療薬の合成研究に関わり、15年で2つの新薬を世に出した。同社は2016年に5700億円でPfizerに買収された。
- 浦田 泰生
- ・オンコリスバイオファーマ 代表取締役社長
・小野薬品臨床開発部、日本たばこ産業医薬総合研究所を経てオンコリスバイオファーマ創業。研究開発担当 - 長谷部 靖明
- ・医師、Activaid株式会社 代表取締役
・マッキンゼーで大手製薬企業のR&D・製品上市戦略策定支援に携わった後、ノバルティス バーゼル本社にて新薬開発戦略策定を担当。名古屋大学医学部医学科卒
社内研究倫理審査委員会 / Ethical Committee
当社では、ヒト生体試料を取り扱う研究や動物実験を含む研究の計画を、科学的・倫理的観点から事前に審査する研究倫理審査委員会 (Ethical Committee) を設置しています。研究の目的・意義・必要性、方法などの適切性、法、指針への適合性は、当委員会によって中立かつ公正に審査され、審査結果は会社の研究計画に適切に反映されます。
- 委員長 八代 嘉美
- 神奈川県立保健福祉大学イノベーション政策研究センター教授、日本再生医療学会理事 (広報・倫理担当)、慶應義塾大学医学部訪問教授、医学博士
- 委員 飯野 直子
- 日本マクドナルド株式会社 コミュニケーション&CR本部 部長、公益財団法人ドナルド・マクドナルド・ハウス・チャリティーズ・ジャパン 常務理事、薬剤師
- 委員 北 奈央子
- 株式会社ジョコネ代表取締役、NPO法人女性医療ネットワーク理事
- 委員 長谷部 靖明
- 医師、Activaid株式会社代表取締役
- 委員 松本 宗大
- 松本宗大法律事務所、代表弁護士
委員会開催履歴
2020年2月19日 第1回委員会開催
2020年4月10日 第2回委員会開催
2022年3月15日 第3回委員会開催
2022年3月22日 第4回委員会開催